賃貸事務所の注意点
また、将来建て替えるときにも、杭を抜くための費用が発生する。
杭打ちが行われるのは、高層、超高層のマンションにおいて。
その場合、耐震性を持たせるために、支持層まで杭が打ち込まれる。
ここでいう「支持層」とは、建築基準法で定められた強度を持つ地層のこと。
もっとわかりやすく言えば、地面の中に、軟らかい地層と硬い地層があり、硬い地層まで杭打ちをすることが法律で決められているわけだ。
杭は20〜40mの深さまで打ち込まれることが多い。
杭を打つ深さは浅ければ浅いほどよい。
杭打ちが浅いということは、地面から浅い部分に硬い地盤がある証拠だから。
逆に、このマンションは、地下60mとか70mまで杭打ちをしています、というのは、そこまで掘らなければ硬い地層がないことを示すもの。
誇らしげに宣伝していても、感心してはいけない。
むしろ敬遠すべき地盤状態なのである。
高強度コンクリートならマンションも100年持つマンションを構成する鉄筋コンクリートは、完璧に施工した場合の想定耐用年数が50〜60年とされている。
しかし、実際には30年から40年で剥離などの問題が起き、建て替えられるマンションも少なくない。
一方で、最近は高強度コンクリートというものが開発され、想定されている耐用年数も飛躍的に伸びている。
高強度コンクリートは超高層マンション用に開発された新世代のコンクリートだ。
では、高強度コンクリートはどのくらい強いのか。
従来のコンクリートは1平方mあたり400sの圧力に耐える40N/d(ニュートン)程度の強さをもっていた。
このコンクリートを使って20階建て以上の超高層マンションを建てると、コンクリートの柱を太くしなければならない。
柱は下の階ほど太くなるので、超高層の1階部分は柱だらけ、という事態が起きかねない。
そこで、60ニュートン、80ニュートンのコンクリートが開発され、地上50階を超える超高層マンションでは、100ニュートンーつまり1平方mあたり1000の圧力に耐えるコンクリートが採用されている。
高強度コンクリートは密度が高いため、内部に水が侵入する危険も少なく、耐久性も増す。
理論的には、500年持つとも、半永久的とも言われている。
このように進歩するコンクリート技術を生かし、超高層マンション以外にも利用できる高耐久コンクリートも開発されており、その耐用年数は100年から300年。
マンションに採用されるのは、耐用年数100年程度のものだ。
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